コンテストの落とし穴🥇🥈🥉

今日はjhca北陸大会がありました。

写真は撮り忘れたのですが

めずらしくマジメにコンテストとの向き合い方について書いて行こうと思います(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

いゃ〜ねー。

コンテストって本当残酷ですよ(笑)

参加者の大半が賞に入らない訳ですから

ダメだった時のモデルさんとの帰り道って気まずいんですよね(笑)申し訳無いと言うか、モデルさんの努力を台無しにした感が…

まぁ誰にでもある経験ですね(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎



結局コンテストって選ぶ人の好みな訳で、機械が判定してくれる訳では無いので
人に評価されるものを創るという事が必要なんですよね。


創りたいものが一般的にウケるもので無いといけません。
創りたいものははっきりしてるけどそれを客観視できないといけません。

結局の所。
冷静に時代の変化を捉え、創るものが新しく感じ、みんながイイと思うものを創る。そしてモデルにそれがマッチしてて、モデルの雰囲気を最大限に引き出すことにより作品を何十倍にも良いものに見せてくれる

それだけなんですよね。


でも実際いざ作っていくと…
もうちょっとこうしたほうがいいのかなー。
この服とこの服だとどっちがいいのかなー。
メイクはどーしよー。
色は何が似合うんだろー。
デザインどう入れたらいいのかなー。

って大体の人が陥ります

そしてそうした「苦悩」「努力」をすればするだけ上位からは外れていきます。かつて自分も嫌って言うほど経験してます(笑)


なぜそう言う「苦悩」「努力」がダメなのかと言うと

客観的な視線から自分目線(周りが見えない)にどんどん変わっていくからです。


【これはあくまで上位を目指す作品を創る時の意見で作品の良し悪しを判断するものではありません(笑)】

なので作品創りにとりかかる前までに出したい色を出せたり、時代の変化の勉強をしたり、上位を取れる様なモデルさんを探したり…服のイメージを決めたり
そこで「努力」をするべきであって、
いざ作業にとりかかる時には「努力」は必要ないのです。ただひたすらイメージ通りに創ればいいだけなのです。


そして今回は予選という事で全国へのキップがもらえます。

今回入賞した人、しなかった人と二分されます。

まず入賞しなかった人は悔しいと思いますが反対を言えば飛躍するチャンスでもあります。
今回の作品に対する姿勢はどうだったのかをまず反省するべき所と改善するべき所をしっかり落とし込み、悔しいと思うのであれば次回もチャレンジして優勝するべきだと思います。ここから次の仕込みまでが「努力」です。次の大会まで存分に時間はありますが大半はまた作品を創る時に「努力」してしまいます。そうならない様に「努力」するべきです。
いつやるの?
いまでしょ

(笑)古い

次に入賞した人
おめでとうございます。しかし1.2.3位以外は入賞しなかった人とかわりません。【ちょっと厳しく言っちゃいますと汗】と言う事を理解しないといけません。たまたまなんとなくいい雰囲気に見えただけです。
ただ上にも書いた内容が少しは出来てた人達だと思います「努力」する前になにかしら「努力」が少なからず出来てた人です
予選において2位、3位になった人は多いにチャンスだと思います。1位とほぼ大差がない場合が多いです。
そして1位を取るために何が足りなかったのかを必ず考えます。ここで客観視できるわけです。ただ本選の4月まで時間がありません。モデルはそのまま予選と同じモデルと言うパターンが多いです。
そうすると7割決まってきちゃいます。大元のイメージが決定してる事になる訳です。
後は残りの3割をどうするのかがポイントです。ここが勝負の分かれ道です

そして1位になった人

自分の経験を含めて書きますが、

予選で1位を取ると「嬉しさ」100%になりがちです。まぁそれは仕方ない事なのですが。そうすると客観視出来なくなります。そこが1番の落とし穴です。
あくまで予選です。
大概は全国に行くと引き立て役になりやすいです。
予選での優勝は全国で「よくある作品」になりやすいからです。
予選では去年の傾向が引き継がれます。簡単に言うと去年の全国大会の作品を予選では作ってくる傾向が多いです。
そしてその中で良いものが優勝します。去年と似た様な作品が予選では上位になりやすいのです。
その中でも平均点が高い人が優勝します。
審査は審査員の点数の合計点数で決まります
全国も同じです。

ある人はAさんに100点つけました
ある人はAさんに30点でした。

ある人はBさんに70点つけました
ある人もBさんに70点つけました

Bさんが優勝です。
これがコンテストの世界です。Bさんはどちらの審査員からも100点はつけられてません。

すごく良くはないけどまぁまぁな作品。辛口ですがそう言う作品が大会では入賞するのです。

特に予選では審査員の人数が少ないので満場一致で100ももちろんありますが
まぁまぁ良かったのかもしれません。

そして優勝してしまったものだからそのままの作品で全国に行くべきなのかどうなのかと言う選択になります。
安全策ですこーしだけ変えてみましたって感じが多いです。
予選で2位.3位の人は大幅なチェンジや大胆に変化をつけて勝負に挑む勇気がありますが
予選で優勝するとそれがなかなか難しい問題に直面します。
そうすると「努力」が始まります…悪い意味のね

これでいいのだろうが…
服は高い物に変えようか…(笑)とかね。

こうして客観的な目線から手元への目線に移り変わります。

もう無限ループです。


まだまだ伝えきれない事が沢山あるのですが長くなったのでこの辺にしておきます。


是非みなさんの参考になれば幸いです

これは自分が予選の時の優勝作品
これは全国優勝の時の作品
予選の方が服は高いです(笑)

Haircolorist MORIKEN

ヘアカラリスト盛 健祐のブログ。髪に関する考え方や美容師としての生き方などを記録。

1コメント

  • 1000 / 1000

  • 番田佳美

    2017.02.20 17:14

    色々大変ですね😞