「白髪染めって…」
よくお客様から質問を受ける内容として
「白髪染めと普通のカラーの違いは何?」
「白髪が気になってきたから白髪染めに変えた方がいい?」
美容師なら一度はお客様から受けた質問ではないでしょうか?
お客様からするとまったく別物の様にとらえてますよね
確かにその「白髪染め」と言う言葉が浸透しすぎて当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。
この日本においてヘアカラーは平安時代に白髪を染めて黒髪にし、若く見せると言うヘアカラーから始まり、昭和40年代前半までは
ヘアカラー=白髪を染める物
として存在してました。
なので「白髪染め」と言う言葉が定着してきたんだと思います
それから昭和50年代に現在でも使われてる1剤と2剤を混ぜ合わせる酸化染毛剤と言うヘアカラー剤が登場しました。
それによって明るいヘアカラーにもできるし、白髪にも染める事も出来る様になり、ヘアカラーにおいて歴史が変わる事となります。
そして
「オシャレ染め」
「白髪染め」
と言う2つの言葉で分けられるようになりました。
しかし…
ここからが自分が言いたい本題です( ´ ▽ ` )
「白髪染め」なんてありません!!!
もちろん言葉のとらえかたかもしれませんが
「オシャレ染め」も「白髪染め」も同じ種類の薬剤から出来てます
配合を変えれば白髪にも染める事も出来るし、
すごく明るいヘアカラーにも出来ます。
要は美容師の配合次第です。
実は美容師も白髪にも染まる様に配合してるけど「白髪染め」じゃなく「オシャレ染めですよー♪」なんて言ってる事も多々あります。
どうしても「白髪染め」と言う言葉には
- オシャレなヘアカラーをあきらめる
- 黒に近い色にしないといけない
と言うネガティブな意味になりがちです。
そんな事はありません!
今までの様なヘアカラーで白髪を染める事なんて可能な事です。
皆さんはどうですか?
「今日から白髪染めにしますねー」と言われたお客様
またはそう言ってる美容師の方々
超ヤバイ((((;゚Д゚)))))))
「白髪染め」と言う言葉にメリットは無いと思います…>_<…
これからは
脱 「白髪染め」
です。
「白髪染め」=死語ですぞ
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